ナビゲーター紹介

DEAF(聴覚障害者)ナビゲーター

きこえないという強みを活かす

モノからの孤独と言われる視覚障害者、人からの孤独と言われる聴覚障害者。
DEAF(聴覚障害者)がこれまで圧倒的に長く過ごしてきた「目の前の人が何を言っているかわからない」状態。しかしその中で、相手の伝えたいことをしっかり読み取ろうとし、自分の考えをわかりやすく伝えようとする姿勢は磨かれてきました。DENSHIN では、DEAF(聴覚障害者)たちがきこえないという強みを活かし、心と心で伝えあう「無言語コミュニケーション」のエキスパートとして、ナビゲーターをつとめます。

岡本 かおり / Okamoto,Kaori

  • 岡本 かおり

    株式会社サイレントボイスDENSHIN事業部ナビゲーター。ろう者であり、生まれてからずっと聴者とのコミュニケーションの壁を乗り越えてきた。1999年から2009年にかけて、デフのオリンピックであるデフリンピック(バレーボール)にて金銀銅メダルを獲得。現在は手話講師業などで全国で活躍。自身が経験してきた「伝わらない」「理解できない」という壁をどのように乗り越えていくのかという観点から、非言語的コミュニケーションのスキルやコミュニケーションの理想的なマインドに関して気づきを導いている。

参加者へのメッセージ

無言語空間を初めて体験する人は、不安や恐怖、また孤独感を感じるかもしれません。「いつもと違う自分を表現しなくてはいけない」「いつまでたっても伝わらない」「自分だけ理解できない……」など。
でも、大丈夫ですよ。例えばあなたが、一生懸命言葉を使わずに表情とジェスチャーだけで果物を伝えている時、きっと目の前の人は一生懸命理解しようとしてくれています。反対に、あなたが伝えられる立場の時、目の前の人は一生懸命に伝えようとしてくれているはずです。
すると、気づかぬ間にあなたも一生懸命に伝えよう、理解しようとしていると思います。
「一生懸命のコミュニケーションって、うれしい。」こんな風に、日々の当たり前にありがとうって思えるきっかけを皆さんと共に作っていきたいです。

中村 ひとみ / Nakamura,Hitomi

  • 中村 ひとみ

    ろう者。映画「バベル」にエキストラとして出演。これを機に演劇の世界に入る。ろう者の俳優として舞台からテレビドラマにも活動の幅を広げ、持ち前の表現力を多くの人に届けている。決められたセリフを言うだけではなく、言葉にならない心の声をいかに感じ、それに応え表現していくのか?ろうと俳優の2つの世界から見た実践的なコミュニケーションについて、気づきの場を提供している。

参加者へのメッセージ

人は喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、その他言葉にならない想いをたくさん持ちながら生きています。そんな想いを相手に言いたい、または相手の想いを知りたいと思って、私たちは想いを届ける。
届けた想いは綺麗にキャッチしてもらえたり、変な方向に飛んで行って誤解されたり、スルーされて地面に落ちたり、落ちたものを誰かが拾ってくれたりもします。
こんな当たり前のこと一つ一つを感じられる場が、DENSHINの無言語空間です。言葉の世界で作り上げた“いつもの自分”という役を脱ぎ捨て、言葉なんて存在も知らなかったあの頃に戻って、当たり前を感じてください。
言葉の有無にかかわらず存在する想いを、言葉の有無にかかわらず届けられるように。

竹下 善徳 / Takeshita,Yoshinori

参加者へのメッセージ

誰でも、仕事場・家庭・学校…様々な場所で、様々な人とコミュニケーションをとっています。何気ない一コマかもしれませんが、そのコミュニケーションの場面で、自分の想いを今よりも伝えやすくなったら?相手の想いが今よりも分かるようになったら?毎日に大きな変化が起きると思いませんか。私は長年、自分の気持ちを人に伝えることを不得手としてきました。このDENSHINのワークを通じて、自分の伝え方の癖を知り、また、あきらめやすいポイントを知り、少しずつ会話のキャッチボールがスムーズに出来るようになってきました。皆様も私と一緒に、成長していきましょう。 

星野 颯太 / Hoshino,Ryuta

  • 星野 颯太

    ろう者。株式会社RPGエンターテイメントに所属し、日本でも希少な聴覚障害を持つ道化師として活動中。他にも高校野球チームのメンタルコーチも行っている。幼少期から音のない世界で健常者と共に育ち、壁にぶつかりながらも乗り越えてきた。大学で同じ障害を持つ人たちと手話の出会いによって、目で見るコミュニケーションの素晴らしさに気付く。パフォーマーとして培った経験を活かし、関わりのある人が笑顔になれるコミュニケーション術やマインドの気付きを導いていく。

参加者へのメッセージ

誰にでも最初は心の中にバリアがあると思います。でも、このDENSHINの無言語空間の中にいると、今までとってきたコミュニケーションって何だったんだろう?と思うくらい気付きがたくさん見つかり、バリアも自然になくなります。性格も育ってきた環境も全く異なる参加者たちが無言語コミュニケーションを通して、一つになれる喜びはきっと生涯忘れられないものになるでしょう。このプログラムは全身全霊で相手に伝えようとする姿勢になるので、終わった後に身体も心もポカポカしてきますよ。そんなお手伝いを私たちにさせてください。そして共に成長していきましょう。

北薗 知輝 / Kitazono,Kazuki

  • 北薗 知輝

    株式会社サイレントボイスDENSHIN事業部ナビゲーター。生まれつきのろう者。ソロサインパフォーマーであり、独自の手話表現とダンスを融合したサインパフォーマンス(手話歌パフォーマンス)で、音楽を通じてろう者と聴者の壁を無くした世界を目指している。過去IT業界に勤めており、スピーディかつ正確さを求められる環境において、コミュニケーションのズレが生じない方法として手話を導入した。また、自ら手話講座を開催し、コミュニケーションの問題解決と円滑な業務遂行へと導いた実績がある。DENSHINにおいても、非言語的コミュニケーションのスキルや理想的なマインドに関して気づきを導いている。

参加者へのメッセージ

伝えたいのに伝わらない・・・そんな悔しさを体験したことはありますか?私は何度もありました。どうすれば伝わるのか、どんなイメージにすれば伝わるのか悩みました。そんな時、DENSHINに出会い、DENSHINのワークショップを体験して色んな気づきを得ることが出来、学ぶことができました。とくに、障害に関係なく、人と人が繋がるためにはコミュニケーションが必要になってきます。しかし、コミュニケーションは必ずしも言葉だけではない、ということを学びました。身近な人との距離を今以上に近づけたいと思いませんか?DENSHINはそれが出来るようになります。ぜひ、一緒に学びましょう。